解剖生理学初心者の日々

身体のこと、筋肉のこと。原因と症状は違う

腕の筋肉痛

こんにちは。

 

覚書としてこのブログを書いていくことにしました。

誰かの何かの参考になれば幸いです。

 

さて、先日20kgの荷物を運びました。

そしてその翌日、上腕が筋肉痛になりました。

 

休みの日だったのでゴロゴロしながら携帯をいじるも、寝てても腕枕しても筋肉痛の痛みってあるんですね。

 

あーもう筋肉痛の痛み鬱陶しいなぁ〜〜〜ネットに集中できない!笑

 

ということで、今回は、自分で上腕の筋肉痛を和らげたポイントをお伝えしていきますね。

 

上腕が筋肉痛だから上腕筋をほぐせばいいのでは?

と考えたあなた。間違いではないですが、「原因と症状が同じ場所にある」という考えを少しずつ変えていきましょう。

 

今回私が押したポイントは、

・鎖骨下あたり

・肘の下の内側あたり

 

鎖骨下というのは、烏口突起のあたりや、小胸筋が付着するあたりの肋骨の上の方。

そして肘の下の内側というのは、上腕の筋肉が付着してる終点あたり。

主にこの2点。筋肉痛症状箇所の力こぶのあたりは全く触っていません。

 

でも、数分〜十数分くらい押してると、気付いたら筋肉痛がかなり和らいでいました。

どこが一番効くかという細かいポイントは、実際自分で触って、硬い感触やツボに効いてる感じの感覚があるところを探っていきます。ポイントは一つではありません。

 

 

ここまでは右腕の話。

右腕に効いたから、じゃあ左腕も!

 

といきたいところですが、右腕と左腕では少し違うんですね。筋肉の使い方、持ち方って人それぞれ違うように、両腕筋肉痛なのに左右で使い方が微妙に違って、効くポイントが違うんです。面白いですね。

 

今回は効果を比較したかったので、筋肉痛初日は右腕だけ施術し、自然回復ではなく施術効果で筋肉痛が和らいだことを確かめました。

 

筋肉痛2日目、右腕の筋肉痛は昨日の施術後と同じくらいかなりマシになったまま。問題は左腕。昨日とほぼ変わらず筋肉痛。。。

 

最初に昨日右腕にやった箇所と同じポイントを押しましたが、あまり効果が出ない。でも基本的な考え方は同じなんです。

 

・傷んでいる筋肉部分には触れない

・血流やリンパの流れを良くし循環を良くしてあげる

・関連する他の筋肉の緊張をほぐす

 

この3点です。

血流やリンパの流れを促すのは、疲労箇所をオイルマッサージのように直接流していくわけではありません。大きい血管やリンパが通っている部分・通過点の周りをほぐせばいいのです。

 

押したポイントは

・鎖骨下あたり

・肩甲骨の上、肩関節の近く

 

鎖骨したあたりというのは、右腕の時と同様、烏口突起あたり、小胸筋が付着する肋骨上の方です。

そして、右腕のときは肘の下の内側あたりだったのが、左腕の筋肉痛の場合は腕ではなく肩、しかも後ろ側にいきました。「肩凝ってるわ〜」と言って右手で触る左肩のところあたりです。棘上筋あたり。骨張ってるところ。そして肩関節寄り。

 

ここもしばらく押してると、いつの間にか筋肉痛の痛みがかなりマシになっていました。

 

今回、【筋肉痛は筋肉が痛んでいる】ことを前提に、症状が出ている部分、いわゆる力こぶあたりは一切触りませんでした。傷ついているところをいじると治りが悪くなる、傷口と同じという考えだからです。

 

同じ症状でも緩めるべきポイントが違う。

人によって違うのは知っていましたが、右腕と左腕でも違うのは、自分でも意外でした。人の体って面白いですね。

 

みんな同じ治療法はない。でも、一人ひとり身体はちゃんと教えてくれます。

 

自分の体の声が聞けるようになること、相手の体の声に気付けるようになること、これが一番大事な原点であり、左脳ばかり使う教育をされてきた私たちにとって一番難しいことなのかもしれません。

 

でも少しずつ、一歩ずつ、地道にいきましょう〜